北アルプス・奥穂高岳登山ルートガイド ~上高地から涸沢を経由して~

奥穂高岳に挑戦してみませんか?

知ってました?
日本で3番目に高い奥穂高岳、実は初心者でも挑戦可能なんです。
上高地から涸沢を経由すれば、ゆっくりペースで登れます。
絶景を見に行きましょう!あなたも北アルプスに挑戦してみませんか?
そんな北アルプス奥穂高岳登山のルートガイドを
アラ還のボクが実際に涸沢経由で歩いた記録をもとに
紹介していきます。
実際にボクが歩いた記録は最後に紹介します。

目次

北アルプス奥穂高岳てどんな山?

奥穂高岳(おくほたかだけ)は、飛騨山脈(北アルプス)に位置し
標高3,190メートルを誇る日本の第3位の高峰です。
長野県と岐阜県の境にあり、穂高連峰の主峰として知られています。
日本百名山にも選定され、多くの登山愛好家にとって憧れの山です。
山の特徴として、険しい岩場が広がり
北アルプス地方特有の美しい景観が見られます。

奥穂高岳登山口の上高地へのアクセス

公共交通機関でのアクセス

JR松本駅から

松本電鉄上高地線で新島々駅へ(約30分)。
新島々駅からバス(アルピコ交通)で上高地へ(約1時間)。

JR高山駅から

バス(濃飛バス)で平湯バスターミナルへ(約1時間)
シャトルバス(またはタクシー)で上高地へ(約25分)

※シャトルバスはアルピコ交通、濃飛バスの共同運行です。
※東京、大阪、名古屋などの主要駅から上高地直通バスも運行されてます。

車でのアクセス

上高地は環境保護のためマイカーは乗り入れできません。
沢渡(さわんど)駐車場(長野県)、あかんだな駐車場(岐阜県)から
上高地へシャトルバスでアプローチします。

沢渡駐車場まで

中央道岡谷JCTから長野道で松本ICへ。
松本ICから国道158号で沢渡駐車場へ。

あかんだな駐車場まで

東海北陸道で飛騨清見ICへ。
飛騨清見ICから中部縦貫自動車道で高山ICへ。
高山ICから国道158号で沢渡駐車場へ。

北アルプス・奥穂高岳登山ルートガイド

ルート概要

上高地(標高1,505m)をスタート地点とし
涸沢(標高2,300m)を経由して奥穂高岳に登頂するルートは
総距離約16km、標高差約1,700mにも及ぶ長丁場です。
涸沢のキャンプ場での宿泊が一般的です。
涸沢には涸沢小屋、涸沢ヒュッテと二軒の宿泊施設があり
また、キャンプ場もあります。
涸沢カールから眺める穂高連峰の荘厳な姿は一見の価値があります

上高地から横尾へ

上高地バスターミナルから歩き始めると
まず梓川沿いの穏やかな登山道を広がります。
ここは標高差も少なく快適に歩くことができます。
最初のランドマークとなるのは河童橋で、橋から眺める穂高連峰の景色が壮観です。
河童橋周辺には宿泊施設やレストランが点在しており
登山前の食事やトイレ休憩が可能です。

河童橋から、明神、徳沢と進んでいくと横尾に到着します。
ここまでは比較的平坦な道が続き
距離は約11km、コースタイムはおよそ3時間ほどです。
山小屋やテント場があり、宿泊や軽食の補給が可能です。

横尾から涸沢

横尾​​大橋をわたると、いよいよ本格的な登山の開始です。
本谷橋を目指して進むこの区間は、さほど勾配はきつくありませんが
少し歩きにくい山道が続きます。
道中の美しい沢や森林の景観が疲れを癒してくれます。

本谷橋は休憩に最適な場所です。
ここから先は樹林帯を抜け、視界が広がる涸沢カール向かいます。
道は徐々に岩場が多くなり、勾配もきつくなってきます。
Sガレに到着すると残りもあとわずかです。

涸沢に到着すると、絶景が目の前に広がります。
繰り返しになりますが涸沢ヒュッテと涸沢小屋があり
ここで一泊するのが一般的です。
テント泊をする人も多く、涸沢のテント場は日本一つの規模を誇ります。
夜には星空が広がり
朝にはモルゲンロートといわれる穂高連峰に
朝日が照らされる美しい光景を楽しむことができます。

涸沢から奥穂高岳

いよいよ奥穂高岳へのアタックです。
涸沢カールを抜け、まずはザイテングラートと呼ばれる急な岩場を登ります。
このルートは岩場が続くため、気を使いながら慎重に進む必要がありますが、
整備されたルートであるため登山初心者でも挑戦可能です。

ザイテングラートを登り切ると、前方に穂高岳山荘が見えてきます。
この山荘は標高約3,000mの地点に位置し、穂高連峰の絶景を望むことができます。
ここで休憩をとり、水分補給やエネルギー補給を忘れずに行いましょう。

穂高岳山荘を出発し、奥穂高岳の山頂を目指す最後の難関が待っています。
山荘から山頂までは距離は短いもの、切り立った岩場や鎖場が続くため、
高度感を感じる箇所もあります。慎重に進むことが重要です。

そして、ついに奥穂高岳の山頂に到着します。
頂上からの景色は息をむほど美しく
特に天気の良い日には槍ヶ岳をはじめ、北アルプスの名峰が一望できます。
穂高神社奥宮があり、ぜひ安全祈願をしましょう。
なお下山はそのまま戻り、涸沢でもう一泊するのが一般的です。

最後に、北アルプス・奥穂高岳登山ルートガイドのまとめとして

奥穂高岳登山は、標高差が大きく、天候の急変や岩場の通過など、様々なリスクが伴います。
注意すべき装備として
まずは岩場を通過するため、しっかりとしたトレッキングシューズが必要です。
防水性と滑りにくい靴底を選びましょう。
ザイテングラート付近では落石の危険があるため
ヘルメットはかならず着用しましょう。
そしてなにより登山計画と事前準備。
登山計画書はかならず提出し
天候やルート状況を確認してから出発することが重要です。
また、体力に自信がない場合は横尾や穂高岳山荘で
もう一泊するのもおすすめです。

上高地から涸沢を経由して奥穂高岳に登るこのルートは
北アルプスの絶景を楽しみながら挑戦できる魅力的なコースです。
道中の変化に富んだ景観や、涸沢での宿泊体験
そして奥穂高岳からの最大限なパノラマビューは
登山者にとって忘れられない思い出になります。
しっかりと準備をして、北アルプスの素晴らしい登山体験を楽しんでください。

今回の記事は
2023年8月に奥穂高岳を登った記録をもとに作成しました。
その様子はYouTubeにて公開してます。
ぜひご覧いただき
チャンネル登録、コメント、高評価のほど
よろしくお願いいたします。

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